猫物語(タコ)
とりあえず、写真がない猫の話から。
なんでないかというと飼っていたのが
あまりに昔で、自分の記憶にしか残っていない
から。

タコという名の雑種の雄猫を実家で飼って
ました。速水が保育園の頃です。
5歳くらいまで生きてたと思います。
でかい猫でした。でも、人の気持ちがわかる
すごく優しい猫でした。少なくとも速水に
とっては。

どーいうふうに優しいかというと
親に怒られて泣いていると
どこで見ていたのか必ず速水の前に現れて
顔中を舐め回してくれるのです。
まるで、「どーしたん、大丈夫?オレがいるじゃん」
そんな感じで、ゴロゴロ喉を鳴らしながら
例のおろし金のよーな舌でザリザリと。(笑)

子供心にそれがうれしくてねー。
確かに痛いことは痛いんだけど
そんなのぜんぜん気になんかならなくて
ただひたすら嬉しくてギューッて
抱きしめてました。

当時はタコだけが自分を心配してわかっってくれる
唯一の友達だった。
子供のくせに、この頃から速水は厭世観のよーな
ものに捕らわれていたので、タコがいなかったら
もっと孤独で暗いヒネた人間になってたかも。

速水の猫好きは、まちがいなくタコから
始まってる。
今でもタコのこと大好き。感謝さえしてる。
たかが一匹の猫のことだけど、忘れられない
思い出です。

でも、タコって変な名前だよなー。
なんでこんな名前だったんだろう?
いったい誰がつけたんだか、今となっては
知る由もないなー。
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